4大誌の現状2003年3月末

ここに書いてあることはあくまで筆者の意見なので、必ずしもあっているとは限りません(素人ですし)。
極力客観的に書いたつもりですが読み返すと主観が多く入ってます。ご了承ください
あとテメーそれは違うだろーよー、といったところもあるでしょうが、ご勘弁を。


一般的に4大誌とは、週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジン、週刊少年サンデー、週刊少年チャンピオンの4つの週刊少年誌を指します。(最近は3大誌とも呼ぶようになったらしいんですが)
ここでは、過去の代表作・人気作を少し挙げ、そして各誌の傾向を分析。そして現在の各誌の看板、準看板(主力)、中堅、編集部のプッシュ作品を挙げて今後を見ていこうと思います。
ちなみに発行部数はジャンプ>マガジン>>>サンデー>>チャンピオンらしいですが未確認。ちなみにそんなの誰でも知ってるよ、なことをまとめてます。

週刊少年ジャンプ…現在の覇者
過去の人気作…ドラゴンボール、スラムダンク、幽々白書、北斗の拳、キン肉マン、DR.スランプ、聖闘士聖矢、他多数
と、過去の人気作を見るだけでもその知名度はすごい。見たことがなくても作品名は聞いたことがあるはず。誌面の傾向はバトル漫画が多い。対象は幅広いが、基本的には小中学生が対象か。努力・友情・勝利を掲げている。割りにスポーツ漫画が少ないような気がする。エロや残酷な描写などに対する規制は最も厳しい。乳首も×政治なんかもやってはダメとのこと。昔は緩かったのに…バスタードや電影少女なんて読むと分かるかもしれない。
掲載順で分かるアンケート重視システムも有名、好きな漫画が後ろの方に載ると心配したもの。アンケートの取れない漫画は容赦なく打ち切る。新人が当てるには辛いが、一定の水準が保たれるシステムでもある。もちろん欠点もたくさんある。なおアンケ関係無しに優遇される作品もあるとのこと。
そんなジャンプにも暗黒時代があったのは記憶に新しい。俗に言うジャンプ三本柱(DB、SD、幽白)が次々と終わり、かつダイ、ろくブルなどの主力も終わって発行部数がマガジンに抜かれていた時代である。その頃の看板がるろうに剣心と封神演技であり
みどりのマキバオーとBOYが主力漫画であった。それはワンピースなどがヒットするまで続く。現在はトップに返り咲いた。
編集部は漫画に口を出すことは多い、特に人気のある作品は強制的に続けさせてしまうことがあるほど。
なおいつの時代もPTAはジャンプの敵。今の標的はワンピース。

現在のジャンプ
看板…ワンピース
準看板(主力)…Hunter×Hunter、NARUTO、テニスの王子様、ヒカルの碁
中堅…ミスターフルスイング、ブリーチ、シャーマンキング
編集部のプッシュ…アイシールド21
和月組がジャンプの屋台骨を支える。とにかくコミックスの売上を見ても圧倒的という他ない。中堅漫画ですら他社の主力級に売れしまう。ワンピースは日本で一番売れている漫画で、不動の看板である。といいながら筆者は最近読んでない(−−;その内コミックス借りて読んでみようかなとは思うんだけど。
上に挙げた以外にも一部に絶大な人気を誇るジョジョや、最長連載のこち亀、主力からは少し遠のいたが遊戯王、少し高年齢向けのルーキーズ、最後尾が指定席だが人気作のジャガーなど強い。一番少年漫画しているのがジャンプではないかと筆者は思う。
唯一の不安材料は新連載が当たらない、打ち切られてしまうこと。NARUTO以来大ヒットはないのではなかろうか。昨年にしても生き残った新連載はいちご100%、プリティフェイス、アイシールド21のみ。だからこそ編集部はアイシールドをプッシュしているのだろうが。グラナダ…タトゥーハーツ…サヨナラ。

週刊少年マガジン…人気が停滞・減少気味…か?
過去の人気作…ミスター味っ子、バリバリ伝説、シュート(涙)、GTO、金田一少年の事件簿、らぶひな等
正直80年代のマガジンは読んでないんで分かりかねるのだが、わりと最近の傾向を見ると原作つきが多い気がする。編集部が一番口を出す雑誌。誌面の傾向はスポーツマンガ・ヤンキー漫画が多かった。現在はヤンキー漫画は減っているようで逆に所謂萌え漫画が増えてきた。SF系はさほど多くなく、わりと現実的な漫画が増えたような。近年はドラマ化も多く見られた(GTO、金田一、サイコメトラーエイジ)。そういやシュートもスマ(自粛)
対象年齢はジャンプより高い。そして昔ながら、というべきか90年代からの作者は多い。多すぎるくらい。だからマンネリ化しているのだろうか。やはり新人が「あの3人」以来当たってないところを見ると不作なのだろうか。規制に関してはジャンプよりは多少緩い、程度。
メディアミックスを効果的に使うことによってマガジンは発行部数でジャンプを抜いたわけだが、抜き返されてしまった理由はその立役者である金田一、GTOが低迷、終了し、らぶひなが終了し、さらにその後の新人であったりベテランも振るわず(ベテランの新連載も前と同じような内容の漫画が多い)、ということではなかろうか。
ジャンプと同じように編集部が口を出すことが多い。原作つきも多いマガジンの漫画家は漫画描きマシーンだと皮肉られることもあるとのこと。

現在のマガジン
看板…はじめの一歩
準看板(主力)…探偵学園Q、クニミツの政、RAVE、GetBackers、SAMURAI DEEPER KYO、魁!!クロマティ高校
中堅…哲也、シュート!、3・3・7ビョーシ、DREAMS
編集部のプッシュ…ゴッドハンド輝、ねぎま
一歩は多少落ちてきたとはいえ不動の看板である。主力は多いがやはりコミックスの売上もジャンプに負けてしまうどこか足らない感じがする。古株の漫画家が多い。あの3人についてはここでは何も述べない。あの3人が主力であるのは事実(あの3人の作品全部アニメ化してしまったなぁそういえば)。クニミツは単行本の売上が悪い…
ゴッドハンド輝のプッシュがすごい。表紙にしょっちゅう載ってるような気がする。マガジンはその内ドラマ化してしまおうという気すら感じるほどに。やりすぎじゃねえかってくらい。
ねぎまははたしてどうなるか。まだ始まってそう経ってないのでなんとも言いきれないが、ちょっと狙いすぎだろ、と思いつつもそこそこ売れてしまうのだろう。ひょっとすると看板にすらなるかもしれない、というのが今のマガジンの現状。マガジンは萌え漫画に路線変更してしまったのだろうか。とにかく斬新な漫画を描く新人が欲しいところであり、マガジンは迷走している。WILD BASEBALLERSはどうなるんでしょ。

週刊少年サンデー…比較的無難、少しパワーが欲しい
過去の人気作…うる星やつら、らんま1/2、タッチ、H2、うしおととら、今日から俺は等
80年代前半うる星やつらとタッチでラブコメ旋風を巻き起こしたサンデー。バトル漫画・ヤンキー漫画が主力だったジャンプ・マガジンとは一味違った路線で人気を得たサンデー。編集部の介入もわりと堅実かと。というのも新人による新連載もすぐに打ち切ったりせずに1年くらい連載させている記憶がある。対象は中高生向け。誌面は比較的白い(マガジンが黒すぎるのか?)。
コミックスは売れているのに本誌の売上が少ない(ジャンプ・マガジンに大きく劣る)のはなぜだろうか、といった謎も。(そういえば筆者の記憶にもマガジンやジャンプは見ている奴多かったけどサンデー見ている奴はそんなにいなかったなような。コミックスは回ってた印象あり。とはいえジャンプがやっぱり一番多かったよなぁ)
黄金時代を支えた高橋留美子、あだち充は今も健在である。それがいいことか悪いことかはまだ分からないが。規制は緩い、乳首も可。ただ過激なのは×
小学館の力なのか人気作はゴールデンでアニメ化されたりもする(秋田書店のななかアニメは深夜とのこと(涙))。しかも高視聴率だったりする場合も多い。

現在のサンデー
看板…名探偵コナン、犬夜叉
準看板(主力)…からくりサーカス、天使な小生意気、KATSU、(金色のガッシュ)、(焼きたて!!ジャぱん)、
中堅…ファンタジスタ、かってに改蔵、モンキーターン、DAN DOH!!XI
編集部のプッシュ…MAR、史上最強の弟子ケンイチ
二大看板は健在、コミックの売上も二大看板はジャンプ主力勢クラス、コナンに限っては主力勢以上、マガジンの看板である一歩をはるかに凌ぐ。全体的に見て質は他誌に引けを取らないが、何か足らない感じがする。ガッシュ、ジャぱんに関しては期待込みでこのランク。ガッシュはアニメ化がどうでるか…。マガジンと同様古株の漫画家が多くいるが、サンデーの和月組こと藤田組が今後どうなるか。ちなみに藤田組とはからくりサーカスの富士鷹ジュピロもとい藤田和日郎、MARの安西信行、金色のガッシュの雷句誠、美鳥の日々の井上和郎のこと。
問題は2大看板とMAJORのマンネリ化が激しいことか。ただ、雑誌自体はスポーツ、バトル、ラブコメ、ギャグ等バランスはいい。強いて言えば野球漫画が2つあるのは?なところ。D-RIVE!!にARMSくらい力があれば…といったところか。MARがすでに力が感じられないのは…

週刊少年チャンピオン…我が道を行く。良くも悪くも濃い。
過去の人気作…ドカベン、ブラックジャック、マカロニほうれん荘、がきデカ等
現在の子供たちはチャンピオンに黄金時代があったことを知っている人は少ないだろう。つか筆者も知らないし。週刊少年漫画誌初の200万部到達はチャンピオンだとか。マジデスか?今の子供たちには信じられないでしょうが。現在は4大誌の中で売上はビリ、3大誌とさえいわれる始末。秋田書店に力がないのかそこそこ有力な漫画家を他社に引き抜かれたり、散々である。
対象は4誌の中で最も高く、高校生からがメイン。規制は最も緩い。乳首はおろか挿入(と見える)までやっちまったスクライドを見るからによほどのことがない限り載せられると思われる。残酷な描写もOK、ジャンプではできないことがチャンピオンでは余裕でできる。編集部の介入は4誌で最もなく、自由に描けると言われている。画太郎の樹海少年ZOO1での「なかったことにしてください」発言※1は伝説。編集部のチェックがいかにザルかということが分かる。しかし、他社からやってくる漫画家(主にジャンプ?)も多い。密リターンズの八神健、珍遊記の漫$画太郎、キャプテン翼の高橋陽一がやってきたのは有名。チャンピオン落ちとか言うのやめてくれ他の雑誌の読者よ。
4誌の中でギャグマンガ比率が最も高いのではないか。最近ではほとんどの漫画がギャグ・萌え・バイオレンスのいずれかに該当するという…そして秋田は時代を逆行したり乗り遅れたりするのが得意なのか?今さらカードの話連載したり…いや、好きなんだけど。

※1…ある程度進んでいたストーリーを、この一言でチャラにして、次のページからなにもなかったかのように別のストーリーを書くという離れ業。

現在のチャンピオン
看板…バキ、元祖浦安鉄筋家族、ドカベンプロ野球編
準看板(主力)…エイケン、えん×むす、ななか1/17、樹海少年ZOO1
中堅…ORANGE、フェイスガード虜、優駿の門G1
編集部のプッシュ…アクメツ、無敵看板娘
はっきりいって現在の闇鍋みたいなチャンピオンを分類するのは困難かつ自信がありません。ショーバンと虹色ラーメンはいったいどこにはいるのだろうか?とかいろいろ悩んだ挙句載せていません。コミックスの売上を調べようにも3本柱でさえトップ10にはいるのがやっとということで。現在のチャンピオンで売れているのは3本柱+エイケンのみという現状は恐ろしい。頼みの3本柱も落ちているし、他誌の看板と比べると見劣りする。雑誌を引っ張っていく上で厳しい。旧ジャンプ組のななか、ZOO1、ハングリーハートもまあまあではあるのだが。
チャンピオンらしい作品といえばアクメツとTWO突風だろう。両方とも絵が濃いしwそして近代チャンピオンの象徴の萌え漫画も落ち着いてきてはいる。だが新連載がことごとく外れて雑誌自体が停滞。ジャンプ路線だったキャラメルリンゴも打ち切り…次の新連載も期待薄。チャンピオンには暗雲が漂っている…(いつものこと?) アクメツとえんむすがひょっとしたら…という感じではある。が、えんむすはトラウマになりそうな漫画だしなぁ。しかし、最近エロ漫画出身の漫画家が増えてるような。

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